幸せな生き方とメンタルの向き合い方

 

一生に一度しかない人生を幸せに過ごしたい。
誰しも幸せに生きれることを望んでいます。
 
しかし、
 
現実は、生きていることに、苦しみを耐え抜く人生だと感じている方も少なくありません。
 
それは、悩みがあり、不安があるからです。
辛くても、苦しくても、根性で耐え抜く事が、社会的正義だと思われている方が多いからです。
 
本当に、幸せな人生を送りたいのであれば、心から自分自身を労ってあげることが大切です。
 
 
幸せな人生を歩んで行くための、スタートラインに立ち、幸せな人生の道のりを、自分自身で決めて、歩み始めることが、人生の自立した生き方だと思います。
 
 
苦しみを耐え抜く人生を手放して、
あなたの幸せを第一優先に考えた人生を、自らの手で決定する勇気と行動を選んでほしいと思います。
 
 
 
■○○すべき、○○しなきゃが人生を苦しめる
 
人間関係で悩んでいる方はたくさんいます。
 
例えば、仕事の悩みで苦しみを例にとって考えてみましょう。
働く事の意義は人それぞれ考え方があります。
 
•『仕事そのものがすごく苦しいけど、ひたすら根性で耐え抜かなければならない』
 
•『家族を支えていかなければならないから、憂うつだけど頑張らなければならない』
 
•『この仕事で生きていくと決めたから、頑張らなければならない』
 
命をすり減らし、精神的、肉体的にボロボロになっても辛い仕事に耐え抜く生き方を選んでいる方がいます。
 
自分自身を追い詰めて人生を歩んでいると、気がついた時には、心の病気になってしまいます。
 
例えば、
家族を養っていくことを大義にして、
辛くても、不安でも、苦しくても、身の丈に合わない不適切な仕事に耐え抜いていると、精神的なストレスが徐々に蓄積されてしまいます。
その結果、
常に不安が募り。
夜は眠れなくなり。
笑顔が少なくなり。
イライラが増えて、家族にストレスをぶつけてしまったり。
苦しい仕事の事が頭から離れなくなります。
 
これは、
 
心と体の悲痛な叫びが、症状として出てきている証拠です。
心の病気を示唆する、身体からのSOSです。
私たちは、自身の心がどれほどストレスにさらされているかについて、日頃から向き合うことが疎かになりがちです。
 
 
心の病気になってしまうと、大きな苦しみと向き合う事になります。
仕事は頑張る事ができなくなり、長期的な療養が必要になります。
治療していくために、医療費も掛かります。
 
心の病気になってしまったら、根性で耐え抜いてきた仕事もキャリアも失ってしまいます。
 
人は、苦しみに耐え抜くために生まれてきたわけではありません。
人は、幸せに生きるために生まれてきたのです。
 
『○○すべき』『○○しなきゃ』思考は、鞭を打ってメンタルを追い詰める考え方になりやすいです。
 
○○思考は、頑張れる余裕がある時ならば、モチベーションを上げてくれるかもしれません。
しかし、日常的に弱っている方は、意識的に『○○すべき』『○○しなきゃ』を手放して下さい。
気楽に生きていきましょう。
 
 
 
■ストレスの見える化が心を楽にする
 
心のストレスは何%なのか?
ストレスレベルを見える化することで、心の状態と向き合う事が大切です。
 
なるべくストレスを減らしていく行動をとるようにします。
そうする事で、心の疲れが癒やされるのです。
 
 
例えば、
•ストレス度合い100%
だとすると、これ以上無いくらいの大きなストレスです。離婚や死別など耐え難いストレスだとします。
 
•ストレス度合い80%
まあまあストレスを感じるレベル。大事な人と喧嘩をしてしまい、次の日になっても、引きずってしまうレベル。
 
•ストレス度合い50%
仕事で失敗してしまい、なかなか気分が晴れないレベル。
 
•ストレス度合い30%
料理を作るのが大変。掃除が面倒くさいレベル。
 
この様に、自分の主観で心のストレスレベルを見える化してみましょう。
 
 
大きなストレスを減らして行くのは、なかなか大変な事ですが、小さなストレスなら軽減しやすいと思います。
 
掃除は少しサボったところで、死ぬわけじゃありません。
 
料理はしなくたって。お弁当を購入したって良いわけです。
小さなストレスから削れるところを少しずつ減らしていきましょう。
 
とはいえ、
「自分自身に手抜きをしているみたいで嫌だ」
「周りからサボってると思われるから嫌だ」
と感じてしまう方もいると思います。
 
その様に感じる人ほど、責任感が強く、頑張りすぎてしまう人なのだと思います。
 
完璧で居続ける事を常に保つ事はとても辛いです。
頑張ることだけが正義ではありません。
小さなストレスを手放す事で、心も体も、労ってあげましょう。
 
そのために、今の私のストレスは何%なの?
自分の心と向き合い、ストレスの見える化をする事が、心を楽にするのです。
 
 
 
■人生の幸せを感じる
心の病気から回復に向かう時、健康に過ごしていた頃とは全く別の人生観に気がつく人がいます。
 
それは、
 
人は死を意識した時に、残された人生の生きる意味を考えるようになるからです。
 
生き辛さで苦しむ人は世の中に大勢います。死に安らぎを求めてしまう人達に、生きる勇気と幸福な人生を探求するために、心から考えてもらいたいのです。
 
『私たちは何のために生まれてきたのか』
『この人生の中で何を成し遂げられるのか』
 
どのような人生を歩んできた人でも、幸福な生き方を選び直す権利があります。
 
自分自身の幸せは、自分自身で選ぶことができるからです。
 
新しい生き方を選ぶことに、年齢は関係ありません。いくつになっても、幸せを希求しても良いのです。
 
あなたが、あなたらしい人生を否定してはいけないのです。
 
あなたがやりたいと思った事は、先延ばしにせず、この瞬間から始めて良いのです。
 
私たちの命は、明日あるか分からない。
明日事故で死ぬかもしれないからです。
だからこそ、一日一日を大切に過ごして下さい。
 
あなた自身、そして家族、大切な人に伝えたい言葉があれば、きちんと伝えてください。
 
 
私たちはマラソンの様に、長い人生を歩み続けています。
ときには悩み、涙を流すこともあるでしょう。
ときには、幸せを感じて、感動することもあります。
 
私たち人間の幸せは、特別な時だけに与えられるものではありません。
幸せは誰かに与えてもらうのではなく、自らの心で感じるものだと思うのです。
 
日々の日常の中で、過去の苦しい人生を悔やむのでは無く、これからどう生きるか、そして、何を成し遂げたいのか。を見つけて欲しいのです。
 
 
 
■私の考える幸せと生き方
 
最後に私の話をします。
私は重度のうつ病で苦しみ、死を意識した時に、残された人生の生きる意味を考えるようになりました。
 
生き辛さで苦しむ人は世の中に大勢います。死に安らぎを求めてしまう人達に、生きる勇気を持ってもらいたいと考えました。
 
人生で苦しむ方々の生きる勇気づけに貢献する事が、これからの私の人生の、大きな幸せになると思うのです。
 
皆さんのこれからの人生が、実りある幸福な人生であります様に。