罪悪感から得られる、自己肯定感の高め方

「なんだか罪悪感を感じるし、自分を責めてばかりいるなぁ」
 
「あの人は幸せそうに見えるけど、私の人生は不幸に感じるなぁ」
 
どうしたら、自分らしく生きられるんだろう?
毎日苦しい。と感じる方は大勢いらっしゃると思います。
 
 
実は、自分だけが不幸せに感じてしまうのは、
自己肯定感の低さが関係していることがあるのです。
 
自己肯定感の低い人の特徴として、
自分の気持ちに無理をしてでも、相手の要求に応えることが、相手を尊重することだと誤解をしている人がいます。
 
 
自己肯定感を上げることによって、あなたの罪悪感は薄れて行きます。
そして、自分の気持ちを優先して、自分らしく生きられるようになります。
 
 
今回は、自分を犠牲にして、他人を優先してしまう人によくある、自己肯定感の高め方について紹介します。
ぜひ最後まで読んでみて下さい。
 
 
 
自己肯定感の低い人の特徴
 
自己肯定感が低いと、他人を失望させる事は悪いことだと考えて、自分のやりたい事を我慢して、他人のやりたい事を優先してしまいます。
 
その結果、自分の気持ちを優先することができなくなってしまいます。
また、結果的に、自分のやりたいことを優先することができたとしても、後から他人に対して罪悪感を感じて、頭の中でぐるぐると罪悪感で苦しむことになるのです。
 
自己肯定感が低いと、他人の事情を想像する余裕がなくなってしまいます。
 
 
 
自己肯定感と罪悪感についての具体例
 
例えば、
あなたがコンビニで期間限定スイーツを買おうとしたとき、お目当てのスイーツが残り最後の一つだったとします。
 
あなたがスイーツを手にしたとき、見知らぬ人から、そのスイーツを譲ってほしいとお願いされたとします。 
 
その時、あなたはすごく迷いましたが、相手に断って、自分でスイーツを購入したとします。
 
結果として、相手の人から言い掛かりを言われて、嫌な気分になりながらスイーツを購入したとしましょう。
 
後になって、スイーツを譲ってあげなかったことに、相手を失望させてしまった。と考え、後で罪悪感を抱いてしまいます。
 
 
このように、他人を失望させたときに、罪悪感を持つことは日常的に珍しいことではありません。
 
他人を失望させたときに、罪悪感を持つ事は当たり前のことですよね。
 
しかし、罪悪感から自分を責め続けてしまうと、メンタルが参ってしまいますよね。
 
他人より、自分自身の気持ちを優先して、行動した時に、自分を責める事なく、冷静にいることができる人は、自己肯定感が高いと思うのです。
 
 
 
自己肯定感の理解
 
自己肯定感とは、ありのままの自分を肯定する感覚のことです。
誰かと比較するとかではなく、自分自身が、今の自分を認めて尊重することで生まれる感覚です。
 
自己肯定感の間違った認識として、よく勘違いされていることがあります。
 
それは、他人から優れていると思われたり、誰かから褒められたりする事で自己肯定感が高まると思われている事です。
 
自己肯定感は、他人からの評価で判断されるものではないのです。
 
どんなに優れた人にでも、強みと弱みがあり、長所と短所があって当たり前です。
そのような、いろいろなところを一括して、自分自身、ありのままで良いのだと思える感覚のことが自己肯定感です。
 
 
他人は他人、自分は自分の価値観で、上手に、自己肯定感を増やすことができるのです。
 
 
コンビニのスイーツの例で言うと、
スイーツを譲ってほしいと言われたときに、断ることができたとしても、後になって、やっぱり譲ってあげれば良かったんじゃないかと、罪悪感を感じることが考えられますよね。
 
相手をがっかりさせてしまったのは、私がスイーツを譲ってあげなかったからだ、と全部自分のせいだと考えて罪悪感を抱いてしまいます。
 
 
反対に、自己肯定感が高い人は、スイーツを譲ってほしいと言われても、罪悪感を感じないように、断ることができるのです。
それは、余裕を持った、幅広い考え方ができるからです。
 
限定スイーツが残り1つだったとすれば、どうしても食べたくなる気持ちはわかります。
ですが、限定スイーツが食べたいのは誰だって同じ気持ちですよね。
 
 
そもそも、相手の人は、スイーツを譲ってほしいと頼めば、譲ってくれるだろうと考えて、他人に対して期待が大きな人なのかもしれないと考えます。
自己肯定感の高い人は、このように幅広い考え方で、相手のことを想像できるのです。
 
もしも、限定スイーツを譲ってあげて、自分は他のスイーツを食べることになったとしましょう。それは本当に自分にとって満足する結果ではないはずです。
 
ですから、自分の権利をきちんと守るために、自分で限定スイーツを買うと言う権利を選択したのです。
 
 
相手をがっかりさせてしまうとか、機嫌を悪くさせてしまう原因が、自分だけに責任があるみたいに考えてしまうのは、自己肯定感が低い人の特徴なのです。
 
 
もちろん、相手が小さな子供だったり、近くに同じコンビニがあるのだとしたら、相手と話をすり合わせて、ここのコンビニのスイーツは相手に譲る選択肢もあるかもしれません。
 
 
ですが、大切にしたいのは、自分自身が欲しいと思った気持ちを大事にしてほしいのです。
スイーツが欲しいと思った気持ちは、誰にも邪魔をされることのできない、自分自身の大事な気持ちなのです。
 
 
 
自己肯定感を高めるための考え方
 
他人を失望させることに、罪悪感を持ってしまうと感じてしまう人は、どうすれば、自己肯定感が高くなるのか?
一つの考え方をご紹介致します。
 
 
相手の事情を想像する練習をすることです。
自己肯定感が高い人は、目の前の相手が、がっかりした気持ちになっている時、がっかりしたのは、自分にもいろんな事情があって、そうなっているって言うことを想像できるのです。
 
 
ここでポイントになるのは、その事情は必ずしも真実でなくても良いと言うことです。
 
スイーツを譲ってくれませんかとお願いしてきた人の事情なんてわからないものです。
ですので、スイーツを断って相手ががっかりした理由は想像で良いのです。
 
 
考える視点を少し変える事で、
「相手は自分中心な人で、スイーツを自分のものにできなかったことに腹を立てているだけなのかもしれない」
このように、事情があることを想像することが大切です。
 
こうやって、人には、いろんな事情を抱えているんだと想像する癖がつくと、自分に対しても、自分はいろんな事情を抱えているんだと言うふうに考えられるようになるのです。
 
限定スイーツを譲ってあげたいけれども、自分は前々からどうしてもこのスイーツを食べるのを楽しみにしていた。
だから、私はこのスイーツを譲る気持ちはないのだ。
 
こういう事情があるから、譲って欲しいと言ってきた人の気持ちには応えられないのだ。という様に思えるのです。
 
 
自分も事情を抱えて生きているだから、そのためには自分を大切にして良いのだと思えると、自己肯定感は上がっていきます。
 
自分の気持ちを1番に考える事は、わがままのように感じるかもしれませんが、
自分の権利を守る事は当然の事であり、決して間違っていることではありません。
 
 
あなたには、やりたいことをやる権利があるし、あなただけの人生を歩んで良いのです。
他人のためにあなたの大事なものを手放す必要はないのです。
 
 
あなたの事情は、あなたにとって大切な理由なのだから、あなたの気持ちは、もっと貪欲になって良いのです。
これからのあなたの人生を、より良いものに変えてみましょう。