幸せな生き方とメンタルの向き合い方

 

一生に一度しかない人生を幸せに過ごしたい。
誰しも幸せに生きれることを望んでいます。
 
しかし、
 
現実は、生きていることに、苦しみを耐え抜く人生だと感じている方も少なくありません。
 
それは、悩みがあり、不安があるからです。
辛くても、苦しくても、根性で耐え抜く事が、社会的正義だと思われている方が多いからです。
 
本当に、幸せな人生を送りたいのであれば、心から自分自身を労ってあげることが大切です。
 
 
幸せな人生を歩んで行くための、スタートラインに立ち、幸せな人生の道のりを、自分自身で決めて、歩み始めることが、人生の自立した生き方だと思います。
 
 
苦しみを耐え抜く人生を手放して、
あなたの幸せを第一優先に考えた人生を、自らの手で決定する勇気と行動を選んでほしいと思います。
 
 
 
■○○すべき、○○しなきゃが人生を苦しめる
 
人間関係で悩んでいる方はたくさんいます。
 
例えば、仕事の悩みで苦しみを例にとって考えてみましょう。
働く事の意義は人それぞれ考え方があります。
 
•『仕事そのものがすごく苦しいけど、ひたすら根性で耐え抜かなければならない』
 
•『家族を支えていかなければならないから、憂うつだけど頑張らなければならない』
 
•『この仕事で生きていくと決めたから、頑張らなければならない』
 
命をすり減らし、精神的、肉体的にボロボロになっても辛い仕事に耐え抜く生き方を選んでいる方がいます。
 
自分自身を追い詰めて人生を歩んでいると、気がついた時には、心の病気になってしまいます。
 
例えば、
家族を養っていくことを大義にして、
辛くても、不安でも、苦しくても、身の丈に合わない不適切な仕事に耐え抜いていると、精神的なストレスが徐々に蓄積されてしまいます。
その結果、
常に不安が募り。
夜は眠れなくなり。
笑顔が少なくなり。
イライラが増えて、家族にストレスをぶつけてしまったり。
苦しい仕事の事が頭から離れなくなります。
 
これは、
 
心と体の悲痛な叫びが、症状として出てきている証拠です。
心の病気を示唆する、身体からのSOSです。
私たちは、自身の心がどれほどストレスにさらされているかについて、日頃から向き合うことが疎かになりがちです。
 
 
心の病気になってしまうと、大きな苦しみと向き合う事になります。
仕事は頑張る事ができなくなり、長期的な療養が必要になります。
治療していくために、医療費も掛かります。
 
心の病気になってしまったら、根性で耐え抜いてきた仕事もキャリアも失ってしまいます。
 
人は、苦しみに耐え抜くために生まれてきたわけではありません。
人は、幸せに生きるために生まれてきたのです。
 
『○○すべき』『○○しなきゃ』思考は、鞭を打ってメンタルを追い詰める考え方になりやすいです。
 
○○思考は、頑張れる余裕がある時ならば、モチベーションを上げてくれるかもしれません。
しかし、日常的に弱っている方は、意識的に『○○すべき』『○○しなきゃ』を手放して下さい。
気楽に生きていきましょう。
 
 
 
■ストレスの見える化が心を楽にする
 
心のストレスは何%なのか?
ストレスレベルを見える化することで、心の状態と向き合う事が大切です。
 
なるべくストレスを減らしていく行動をとるようにします。
そうする事で、心の疲れが癒やされるのです。
 
 
例えば、
•ストレス度合い100%
だとすると、これ以上無いくらいの大きなストレスです。離婚や死別など耐え難いストレスだとします。
 
•ストレス度合い80%
まあまあストレスを感じるレベル。大事な人と喧嘩をしてしまい、次の日になっても、引きずってしまうレベル。
 
•ストレス度合い50%
仕事で失敗してしまい、なかなか気分が晴れないレベル。
 
•ストレス度合い30%
料理を作るのが大変。掃除が面倒くさいレベル。
 
この様に、自分の主観で心のストレスレベルを見える化してみましょう。
 
 
大きなストレスを減らして行くのは、なかなか大変な事ですが、小さなストレスなら軽減しやすいと思います。
 
掃除は少しサボったところで、死ぬわけじゃありません。
 
料理はしなくたって。お弁当を購入したって良いわけです。
小さなストレスから削れるところを少しずつ減らしていきましょう。
 
とはいえ、
「自分自身に手抜きをしているみたいで嫌だ」
「周りからサボってると思われるから嫌だ」
と感じてしまう方もいると思います。
 
その様に感じる人ほど、責任感が強く、頑張りすぎてしまう人なのだと思います。
 
完璧で居続ける事を常に保つ事はとても辛いです。
頑張ることだけが正義ではありません。
小さなストレスを手放す事で、心も体も、労ってあげましょう。
 
そのために、今の私のストレスは何%なの?
自分の心と向き合い、ストレスの見える化をする事が、心を楽にするのです。
 
 
 
■人生の幸せを感じる
心の病気から回復に向かう時、健康に過ごしていた頃とは全く別の人生観に気がつく人がいます。
 
それは、
 
人は死を意識した時に、残された人生の生きる意味を考えるようになるからです。
 
生き辛さで苦しむ人は世の中に大勢います。死に安らぎを求めてしまう人達に、生きる勇気と幸福な人生を探求するために、心から考えてもらいたいのです。
 
『私たちは何のために生まれてきたのか』
『この人生の中で何を成し遂げられるのか』
 
どのような人生を歩んできた人でも、幸福な生き方を選び直す権利があります。
 
自分自身の幸せは、自分自身で選ぶことができるからです。
 
新しい生き方を選ぶことに、年齢は関係ありません。いくつになっても、幸せを希求しても良いのです。
 
あなたが、あなたらしい人生を否定してはいけないのです。
 
あなたがやりたいと思った事は、先延ばしにせず、この瞬間から始めて良いのです。
 
私たちの命は、明日あるか分からない。
明日事故で死ぬかもしれないからです。
だからこそ、一日一日を大切に過ごして下さい。
 
あなた自身、そして家族、大切な人に伝えたい言葉があれば、きちんと伝えてください。
 
 
私たちはマラソンの様に、長い人生を歩み続けています。
ときには悩み、涙を流すこともあるでしょう。
ときには、幸せを感じて、感動することもあります。
 
私たち人間の幸せは、特別な時だけに与えられるものではありません。
幸せは誰かに与えてもらうのではなく、自らの心で感じるものだと思うのです。
 
日々の日常の中で、過去の苦しい人生を悔やむのでは無く、これからどう生きるか、そして、何を成し遂げたいのか。を見つけて欲しいのです。
 
 
 
■私の考える幸せと生き方
 
最後に私の話をします。
私は重度のうつ病で苦しみ、死を意識した時に、残された人生の生きる意味を考えるようになりました。
 
生き辛さで苦しむ人は世の中に大勢います。死に安らぎを求めてしまう人達に、生きる勇気を持ってもらいたいと考えました。
 
人生で苦しむ方々の生きる勇気づけに貢献する事が、これからの私の人生の、大きな幸せになると思うのです。
 
皆さんのこれからの人生が、実りある幸福な人生であります様に。
 

知らないと損!承認欲求とうまく付き合う事で人生が激変する方法

 

SNSで他者から褒められるとすごく嬉しくなり、もっとたくさんの人に褒めてもらいたくなります。
 
そして、
 
更なる評価を求めて、他者から認めてもらいたくなります。
 
褒めてもらえることで、自分の存在価値が認められたと感じます。
 
存在価値が褒められることは、承認欲求が満たされます。
 
他者から承認される事が、自分の存在価値を高めてくれると感じるからです。
 
SNSでたくさんの人に、承認されることが、自分の存在価値を上げてくれると感じます。
もっとたくさん承認される事を求めて、SNSの魅力に引き込まれてしまいます。
 
 
一方で、自分より活躍している人と比べてしまい、自分ってダメだなぁ。って自分を責めてしまう事があります。
また、アンチ発言などの否定的な評価を間に受けてしまうと、心が苦しくなります。
 
 
誰だって、他者から褒めてもらったり、認めてもらえると嬉しく思いますし、
 
褒めてもらったり、認めてもらう事で、承認欲求を満たしたいと思うのが当たり前です。
 
 
人の評価が気になったり、自分より活躍してる人と比べてしまい、劣等感を感じたり、妬ましく感じてしまう人は、他者評価と自分の評価を切り分けることで、他者からの評価が気にならなくなります。
 
評価の切り分けが重要です
 
そして、評価の切り分けが上手くできる人は、承認欲求と上手く向き合う感覚を持っています。
 
 
承認欲求との上手い向き合い方について、ご説明します。
 
 
 
■他人に評価される考え方を手放すこと
 
他者から褒められたり、認めてもらえた時に人の価値が決まるものではありません。
 
 
 
自分の価値は、ありのままの自分を肯定することで得られます。
 
 
 
人生思い通りに過ごせる事もあるし、なんだか調子が悪くて、思った通りに過ごせない事もあります。
 
 
山あり谷ありの自分の人生を全部ひっくるめて、ありのままの自分はこれで良いんだと思える感覚が大事なのです。
 
 
他人は褒めてくれる事もあれば、アンチ発言する方もいます。
100%全員から自分の評価を認めてもらうことは実質的に不可能です。
 
 
誤解されやすい考え方として、
他者から褒めてもらう事で得られる、承認欲求を追い求めていると、
 
他者からの肯定こそが、自分の存在価値を上げる指標になってしまうのです。
この考え方は自分自身をとても苦しめてしまいます。
 
 
自分がどんなに頑張ったとしても、他者から、褒めてもらえるか、否定されるのか、それは他者の判断なので、私達が他者の判断を操作することはできないのです。
 
他者からの肯定を求めている限り、いつまでも心が満たされる時は来ないのです。
 
 
自分の存在価値は、他者に決めてもらうものではなく、自分で自分の存在価値を認めてあげる事が重要です。
 
 
 
■他者と自分を切り分けて捉える
 
他者からの評価を私達が操作する事はできない。
他者には他者の判断基準があるからです。
 
だからこそ、他者からではなく、
自分で自分の価値観を認めてあげる事が、大事な事だと分かって頂けたと思います。
 
 
とはいえ、
人は他者から褒めてもらえるから嬉しく感じるし、もっと自分を認めてもらいたいと感じるのは自然な願望です。
それは、他者からの承認欲求を得る事が自然な感覚だからです。
 
誰だって、否定されて心の底から嬉しいと感じる人なんていないからです。
 
 
だからこそ、考えてみてください、全ての他者から100%完璧に認めてもらう事はできない。
故に、他者からの評価で承認欲求を満たすことはできない。
自分の評価は自分でしか決められない。
他者からの評価では、私達の価値を決める事はできないのです。
 
 
他者からの評価と自分の評価を切り分けて捉える事が大切です
 
 
自分は自分のままで良いのです。
何も気に病む事はないのです。
他者とは比較しなくて良いのです。
他者には、他者の事情があり。
自分には自分の事情があるからです。
 
 
他者からの評価に、縛られない生き方について、
ドイツの心理学者のフレデリック・S・パールズという方が素敵な言葉を残されていますので、ご紹介します。
 
「わたしはわたしの人生を生き、あなたはあなたの人生を生きる。
わたしはあなたの期待にこたえるために生きているのではないし、あなたもわたしの期待にこたえるために生きているのではない。
私は私。あなたはあなた。
もし縁があって、私たちが互いに出会えるならそれは素晴らしいことだ。
しかし出会えないのであれれば、それも仕方のないことだ」
 
 
いかがでしたでしょうか?
ゲシュタルトの祈りは、他人と自分の存在価値を切り離して考えることを伝えており、
自分らしさに重きを置いて、自己の信念に忠実であることを示しており、自分の本当の価値は、他人の評価に左右されるべきではない事を言い表しています。
 
 
 
■自分が情報発信の中に、幸せの感覚を見出す
 
人と違うことをするから、評価される。
誰もやっていない事をするから、多くの人の目に留まると考える方もいると思います。
 
 
ところが、他者からの評価を気にしすぎるがあまり、自分が本当に伝えたい事、本当に表現したい事が蔑ろになってしまうと、
 
他者のための情報発信になってしまい、自分自身が本当に伝えたい情報発信から遠ざかってしまうでしょう。
 
人と違うこと、に価値を置くのではなく、私であることに価値を置く事が重要なのです。
 
 
自分の価値は、自ら決定する。これが自分らしく生きる事。
 
私達はありのままでいいのです。特別な存在にならずとも、優れていなくても、私達の価値はすぐそこにあるのです。
 
 
他者から承認される事に縛られるのではなく、
私が伝えたい事に重きを置いて、人の為になる情報を伝えていきましょう。
 
人のためになる情報発信こそが、他者貢献であり、他者貢献の中に自分らしさと幸せを見出していきましょう。
 
他者からの評価は気にしない。
私達が情報を届けるだけで、そこから先の、他者評価は私達には関係ないのです。
 
自分が情報発信する。その行為に意味があり、価値があります。
 
自分の評価を決めるのは、唯一無二の自分にしかできないのです。

思いやりがある人に見られる共通する特徴

 

以前のネットニュースで、人の思いやりについて、学びがありました。
 
記事タイトルは、
電車の優先席で「ここはあなたが座る席じゃない」 手足3本失った男が注意されるも...感謝したのはなぜなのか
です。
 
 
障害を持った男性が、優先席に座る事を注意されるなんて、少しびっくりしませんか?
 
このネットニュースから、他者への優しさと思いやりを感じたので、ご紹介します。
 
ブログの最後にリンクを貼っておくので、良かったら見て下さい。
 
 
 
■ネットニュースの内容を簡単に説明しましょう。
 
20歳の時に事故で右手と両足を失った身体障害者の男性(山田さん)31歳が、電車の優先席に座っていたら、見ず知らずの女性から、「ここはあなたが座る席じゃない。違う席に移りなさい」と注意を受けたそうです。
 
山田さんは障害等級が1種1級で、義足を履いて外出されています。
また、両足がある人と比べると、疲労が溜まりやすく、電車に長時間乗っているのが辛いので、できるだけ席に座るようにされているそうです。
 
ある時、スーツ姿で地下鉄の優先席に座っていたところ、正面に座っていた中年女性から、「ここはあなたが座る席じゃない。違う席に移りなさい」と指摘を受けたそうです。
義足が服に隠れていたため、女性は山田さんが健常者だと勘違いしてしまったのです。
障害者手帳を見てもらい、事情を説明すると、女性からは、電車内に響き渡る大きな声で謝られたという内容でした。
 
服で義足が隠れていたとはいえ、普通の人なら、理不尽な注意を受けて、不快な思いをしてもおかしくない状況です。
 
ところが、山田さんは女性に対して、「あなたのように注意してくれる人のおかげで、本当に座るべき人が座れることもあります。声に出していただいてありがとうございます」とその時に感謝を伝えたそうです。
 
恐らく女性の心の中では、
ハンディキャップのある方を前にして、自身の失言をもたらしてしまったことに罪悪感を抱いていると思います。
 
山田さんが機転を利かせて、相手の女性に注意をしてくれたことに感謝を伝える行為は、相手の女性に恥をかかせない配慮が感じられます。
山田さんの様な良い人は、他者の気持ちに寄り添うことが出来る、優しさと思いやりをもっています。
他者の気持ちに思いやりを持つことが出来る人には、ある共通した考え方を持っていると思うのです。
 
 
■他者の失敗を寛容に受け止められる、思いやりのある特徴
 
•失敗した相手に対して、相手の立場に共感できること
相手の女性が勘違いだとしても、優先席に座る権利がある障害を持った方に対して、人権を傷つける発言をしてしまった事は事実です。
しかし、山田さんは女性の失言に対して、寛容に受け止めています。
それができるのは、相手の立場や感情に共感し、理解をしようとするからです。
 
 
•失敗した相手を非難せず、ポジティブにサポートできること
人がされたら不快に感じることを汲み取る事ができるから、相手にも不快な感情は与えないような行動がとれるのです。
相手の勘違いに対して、恥を欠かせないような配慮をしたのです。
女性を非難する事なく、勘違いしてしまったことに対して、感謝の気持ちを伝えることで、相手の失敗に対してサポートしています。
本当に優先席が必要とされている人が、優先席に座ることができるように、注意してくれたのだと、ポジティブな解釈をして、女性の行動に対して感謝したのです。
 
 
•失敗した相手の人権を尊重できること
女性のあるがままを尊重して、
その女性がこれからも、その女性らしく、同じような場面で、発言する事ができるように気遣っています。
女性のありのままの人権を尊重して、女性がこれからも、ありのまま生きていくことが出来るように、勇気を与えたのだと思います。
 
 
山田さんは、相手の女性に「あなたのように注意してくれる人のおかげで、本当に座るべき人が座れることもあります。声に出していただいてありがとうございます」と感謝を伝えています。
その感謝の言葉が。女性のこれからの人権を尊重し、勇気を与えたのだと思います。
 
 
■優先席について
優先席とは、身体障害者・ご高齢の人・妊婦・小さなお子様連れ・病気の人・けがを負っている人に譲ってくださるよう指定した座席のことです。 交通局では「すべての席は優先席」であると考えているとの事です。
 
 
すべての席は優先席であるということは、当たり前の事ですが、私たちが電車やバスを利用するときに、
私たちの目の前に席を必要とする人がいたら、譲ることができる思いやりを持つ事が大事なことです。
 
私たち一人一人が、目の前の他者に対して気遣いが増えてくれば、譲り合いの行動が広がって行くのだと思います。
 
とはいえ、忙しいこの世の中で、疲れ果てているのに他者に席を譲る気持ちや、体力なんてない、と感じるのも無理もないと思います。
 
すべての席が優先席であるのだから、
疲れている人もまた、優先席を必要とする人なのでしょう。
 
心や体に余裕がある方が、席を必要としている人に、思いやりの気持ちで譲ることができれば素晴らしい事だと思います。
 
目の前で困っている人がいれば、思いやりの心を持ち、席を譲る声掛けをしてあげるだけで、救われる人が必ずいるはずです。
思いやりの気持ちを届ける行動の第一歩を踏み出すだけで、目の前の人を尊重する事ができるのです。
 
人を助ける事に理由なんていりません。
小さな思いやりから、巡り巡って、思いやりの輪が広がっていくと信じています。
 
 
 
 
電車の優先席で「ここはあなたが座る席じゃない」 手足3本失った男が注意されるも...感謝したのはなぜなのか

うつ病当事者の心の内側の気持ち

悲しいことに、うつ病の方が自らの命を絶たれてしまう悲しい出来事が後を絶ちません。
 
心が健康な方からしたら、理解できない行為だし、人生もったいないと思った方もいると思います。
 
 
 
うつ病は、自らの命を絶ってしてしまう危険性が増える病です。
 
うつ病当事者のメンタルの内側を覗いてみると、なぜ自らの命を絶ってしまうのか。理由が理解が深まると思います。
 
うつ病当事者が普段どんな思いを感じているのか?
うつ病経験者が語る、うつの実体験をもとに、真実の情報をお伝えします。
 
前半の文章は、うつ病に伴う症状、苦しみ、ネガティブな事を書きますが、
後半は、うつ病から得られる、大事な気付きをご紹介しますので、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
 
 
 
うつ病の基礎知識
 
うつ病は心の病と言いますが、脳の活動と関係している事がわかっています。
ですので、うつ病は脳の病気なのですね。
 
脳内では、セロトニン神経伝達物質の不均衡。
ドーパミンノルアドレナリンなどの神経伝達物質や神経回路の変化もうつ病に関与しているそうです。
 
うつ病の精神的な症状としては、
•強い不安
•焦り
•無気力
•悲しみ
•絶望感
•罪悪感
•無力感
•無価値感
 
うつ病になる前の健康だったころと比べると、上記のような不快な状態に悩まされます。
 
また、身体的な症状としては、
•疲れていても、眠れない、逆に過度に眠ってしまう
•頑張りたいのに頑張れない
•すがすがしさが無くなる
•楽しみや趣味の活力が低下する
•希望を失う
•将来に対する夢が悲観的になる
•注意力の低下
•興味や喜びの欠如
•モチベーションの欠如
•早朝は特に酷い倦怠感から、体が動かせない
 
このような、エネルギーを失ったような状態になってしまいます。
勿論、症状の大小には個人差があるのですが、概ね、うつ病と関係する症状とされています。
 
 
 
うつ病心の風邪などと例えられることがありますが。
風邪と同じような感覚の病気だと考えるのは、無理があると思います。
 
なぜなら、
普通の風邪であれば、医者から出してもらった薬を服用していれば、数日から1週間程度で風邪症状が回復するのが一般的です。
 
しかし、うつ病になると、
医者から出してもらった薬を服用しても、1週間そこらで良くなる病気ではありません。
 
うつ病の回復までの期間は個人によって異なります。治療の期間は症状の重症度、治療法の種類、個人の反応などによって影響を受けます。
一般的には、うつ病の薬物治療や心理療法を開始してから数週間から数か月で症状の改善を感じ始めることがあります。しかし、完全な回復までには、更に時間がかかることがあります。
 
 
特に、慢性的なうつ病になると、症状がいつまで続くのか分からないのです。
もしかしたら、一生症状が続くかもしれないのです。
 
そして、慢性的なうつ状態からの完治は、非常に難しいと考えています。
 
なぜなら、
同じ脳の病気である、脳梗塞を例にとると、
脳梗塞の影響で、体が麻痺して、自分の意思で体を動かせなくなってしまう症状があります。
リハビリなどで、身体機能が改善する事はあっても、以前のように完全に元通りに回復するのは難しいのです。
 
 
うつ病も同じく、脳の病気であり、以前の元気だった頃と同じ状態に回復することは、難しいと考えています。
 
うつ病は強烈な不安感に支配されてしまい、トラウマのように何度も頭の中で強烈な不安が繰り返される場合もあります。
元気だった頃は感じる事の無かった、不快な感情と並走して残りの人生を生きることになるのです。
 
 
慢性うつ状態が長引いてしまうと、重篤な状態からは抜け出せるにしても、気分の落ち込みや不安感と、共に生きていく事になるのです。
 
慢性うつは、ジェットコースターのように、日によって気分の浮き沈みが乱高下します。
 
昨日は元気に過ごせていたのに、今日は朝からものすごい倦怠感で立ち上がる事が簡単にできない。
天気に左右されるようになり、曇りや雨の日は、どんよりとした気分になり、酷く体が重たく感じます。
 
例えるならば、
脳に薄い膜が覆って、霧がかった状態で、思考がまとまらないのです。そして、酷い倦怠感から体を動かす事がとてもしんどいのです。
 
 
 
うつ病当事者の気持ちは本人しか分からない
 
精神科に通院すると、うつ症状についての評価検査、その他の精神疾患を調べる心理検査などで医師が病状の診断をしてくれます。
また場合によっては、心理師の方がカウンセリングを行って、心理状態の聞き取りを行い、適切な心理療法を行います。
 
投薬治療とカウンセリングはうつ病の治療にとって無くてはならない物です。
うつ病の治療には専門家の指導のもとで継続的なケアを受ける事が大切です。
 
とはいえ、
うつ病の本当の苦しみは本人にしか分からないのです。
風邪のように、体温計で数値が正確に目に見える物ではないからです。
 
 
 
うつ病当事者の感じているメンタルの内側
 
うつ病の方の心の内側を、一つの例えで紹介します。
 
出口の見えない真っ暗闇のトンネルの中を、明かりもなく、1人で歩き続けるような感覚です。
この暗闇のトンネルはどこまで続くのか分からない状況です。
 
出口の見えない暗闇のトンネルこそが、
うつ病当事者の心理状態だと思って下さい。
 
歩いても歩いても、トンネルの出口が見えず、
出口が見えないからこそ、不安、焦りは日々続くのです。
そして、病気になる前は容易く感じることができた、すがすがしさ、楽しみ、希望、将来に対する夢、などの満たされる感覚は捉える事ができなくなります。
 
健康だった頃の、
•気持ちの良い日光
•清々しい肌触りの風
•心地よい香り
このような、あたりまえの幸せな感覚が抜け落ちてしまうのです。
 
 
この長い長いトンネルの人生の旅を続けなければならないと感じていると、
いつしか、トンネルの出口は存在しないのではないか?
このような疑念さえ持つようになります。
 
 
更には、暗闇の底へ引きずり込もうとする闇の声が囁くのです。
闇の声こそが、ネガティブな思考を引き寄せている、自らの内なる声なのです。
 
 
闇の声が囁きます。
「なぜ生き続けなければならないのか。このまま地獄を生き続けるのか?
死に安らぎを求めても良いのだと…」
 
闇からの誘いの声に、惑わされ、このまま魂を奪われてしまった方が、楽になるのではないか?
このような強烈な不安が日常的に襲ってくるのです。
 
強い不安は、将来を絶望しかない地獄だと信じ込ませてしまうのです。
 
不快な感覚を払い除けながら、生きるか、命を断つか、自問自答するのです。
これが、うつ病の人が感じている感覚です。
 
 
 
「私の心は生きていたい。幸せになりたい」
誰だって病気になっても、本当の気持ちは幸せになりたいと願っています。
 
•死ぬのは怖い
•大切な人を置き去りにして、この世を去ってしまうのは卑怯だ
•私は幸せになりたい
•大切な人と一緒に人生を過ごしたい
•残された人生に生きる意義を実感したい
 
このような理由で、死を食い止めているのだと思います。
 
 
 
うつ病になった事は、これからの人生を豊かにできる
 
いきなり、一般的なうつ病のイメージとはかけ離れたことを書きました。
 
 
健康な人にだって、調子の良い時と悪い時があります。
調子の悪い時は、ネガティブなことを考えてしまうものです。
そして誰にだって、
幸せな人生を送りたいと思う気持ちは同じだと思います。
 
 
うつ病の苦しみを知っているからこそ、
トンネルの中でも、一筋の希望と光を探すきっかけを手に入れたのだと思います。
どん底に落っこちた人にしか、どん底の気持ちは理解できないのです。
どん底まで落ちたのだから、後は上を向いて、回復する事だけを考えれるのです。
 
 
うつのトンネルから抜け出すには、
幸せの自己実現が必要であると思います。
 
一生に一度の人生だからこそ、自分の幸せを第一優先に考えて、自分のための幸せな人生を考え直してみる事が大事だと思います。
 
人の生き方や、感じ方は100人いたら100通りの感じ方があるように、当事者しか分からない幸せの感じ方があるはずです。
 
 
とはいえ、
うつ病を克服したいけれど、前向きな心掛けが分からないと感じるのも無理はありません。
 
私がうつ病になって、克服するために取り組んでいるポイントをいくつかご紹介します。
参考にしてみて下さい。
 
①自分を好きになる勇気を持つ事
②他人と自分を比べない事
③自分を責めない事
④迷惑を掛けても、お互い様だと思う事
⑤やりたいと感じた事は、できるだけ実行する事
⑥過去は変えられないけれど、未来と自分は変えられるのだと思う事
⑦仕事とお金は大事だけれど、健康だからこそ、働けるのだと思う事
⑧体がだるいと感じたら、素直に体を休める事
⑨嫌な思いをした時は、逃げ出したって良いと思う事
⑩薬に頼る事を肯定的に受け入れること
 
私は、このような考え方を持てるように、日常的に意識して、無理なく取り入れるようにしています。
 
自分自身に優しくなれて、気持ちが楽になれる事を見つけていく事が大切だと思います。
幸せを見つけるヒントになれば幸いです。
 
 
今日1日を生ききる。
そして、明日の1日も生ききる。
さらに、その次の日も生ききる。
その先に、いつか暗闇からのトンネルの出口が見えるかもしれないと期待して。毎日生き続けます。
闇からの誘いに引きずられないように、生き続ける勇気を持つ事だと思います。
 
 
うつ病で苦しみ悩んでいる全ての方。
幸せの自己実現を手に入れる勇気を持って下さい
 
うつ病で苦しむのは自分自身です。
そして、
生きる意味、幸せを手に入れる事ができるのも、自分自身です。
 

罪悪感から得られる、自己肯定感の高め方

「なんだか罪悪感を感じるし、自分を責めてばかりいるなぁ」
 
「あの人は幸せそうに見えるけど、私の人生は不幸に感じるなぁ」
 
どうしたら、自分らしく生きられるんだろう?
毎日苦しい。と感じる方は大勢いらっしゃると思います。
 
 
実は、自分だけが不幸せに感じてしまうのは、
自己肯定感の低さが関係していることがあるのです。
 
自己肯定感の低い人の特徴として、
自分の気持ちに無理をしてでも、相手の要求に応えることが、相手を尊重することだと誤解をしている人がいます。
 
 
自己肯定感を上げることによって、あなたの罪悪感は薄れて行きます。
そして、自分の気持ちを優先して、自分らしく生きられるようになります。
 
 
今回は、自分を犠牲にして、他人を優先してしまう人によくある、自己肯定感の高め方について紹介します。
ぜひ最後まで読んでみて下さい。
 
 
 
自己肯定感の低い人の特徴
 
自己肯定感が低いと、他人を失望させる事は悪いことだと考えて、自分のやりたい事を我慢して、他人のやりたい事を優先してしまいます。
 
その結果、自分の気持ちを優先することができなくなってしまいます。
また、結果的に、自分のやりたいことを優先することができたとしても、後から他人に対して罪悪感を感じて、頭の中でぐるぐると罪悪感で苦しむことになるのです。
 
自己肯定感が低いと、他人の事情を想像する余裕がなくなってしまいます。
 
 
 
自己肯定感と罪悪感についての具体例
 
例えば、
あなたがコンビニで期間限定スイーツを買おうとしたとき、お目当てのスイーツが残り最後の一つだったとします。
 
あなたがスイーツを手にしたとき、見知らぬ人から、そのスイーツを譲ってほしいとお願いされたとします。 
 
その時、あなたはすごく迷いましたが、相手に断って、自分でスイーツを購入したとします。
 
結果として、相手の人から言い掛かりを言われて、嫌な気分になりながらスイーツを購入したとしましょう。
 
後になって、スイーツを譲ってあげなかったことに、相手を失望させてしまった。と考え、後で罪悪感を抱いてしまいます。
 
 
このように、他人を失望させたときに、罪悪感を持つことは日常的に珍しいことではありません。
 
他人を失望させたときに、罪悪感を持つ事は当たり前のことですよね。
 
しかし、罪悪感から自分を責め続けてしまうと、メンタルが参ってしまいますよね。
 
他人より、自分自身の気持ちを優先して、行動した時に、自分を責める事なく、冷静にいることができる人は、自己肯定感が高いと思うのです。
 
 
 
自己肯定感の理解
 
自己肯定感とは、ありのままの自分を肯定する感覚のことです。
誰かと比較するとかではなく、自分自身が、今の自分を認めて尊重することで生まれる感覚です。
 
自己肯定感の間違った認識として、よく勘違いされていることがあります。
 
それは、他人から優れていると思われたり、誰かから褒められたりする事で自己肯定感が高まると思われている事です。
 
自己肯定感は、他人からの評価で判断されるものではないのです。
 
どんなに優れた人にでも、強みと弱みがあり、長所と短所があって当たり前です。
そのような、いろいろなところを一括して、自分自身、ありのままで良いのだと思える感覚のことが自己肯定感です。
 
 
他人は他人、自分は自分の価値観で、上手に、自己肯定感を増やすことができるのです。
 
 
コンビニのスイーツの例で言うと、
スイーツを譲ってほしいと言われたときに、断ることができたとしても、後になって、やっぱり譲ってあげれば良かったんじゃないかと、罪悪感を感じることが考えられますよね。
 
相手をがっかりさせてしまったのは、私がスイーツを譲ってあげなかったからだ、と全部自分のせいだと考えて罪悪感を抱いてしまいます。
 
 
反対に、自己肯定感が高い人は、スイーツを譲ってほしいと言われても、罪悪感を感じないように、断ることができるのです。
それは、余裕を持った、幅広い考え方ができるからです。
 
限定スイーツが残り1つだったとすれば、どうしても食べたくなる気持ちはわかります。
ですが、限定スイーツが食べたいのは誰だって同じ気持ちですよね。
 
 
そもそも、相手の人は、スイーツを譲ってほしいと頼めば、譲ってくれるだろうと考えて、他人に対して期待が大きな人なのかもしれないと考えます。
自己肯定感の高い人は、このように幅広い考え方で、相手のことを想像できるのです。
 
もしも、限定スイーツを譲ってあげて、自分は他のスイーツを食べることになったとしましょう。それは本当に自分にとって満足する結果ではないはずです。
 
ですから、自分の権利をきちんと守るために、自分で限定スイーツを買うと言う権利を選択したのです。
 
 
相手をがっかりさせてしまうとか、機嫌を悪くさせてしまう原因が、自分だけに責任があるみたいに考えてしまうのは、自己肯定感が低い人の特徴なのです。
 
 
もちろん、相手が小さな子供だったり、近くに同じコンビニがあるのだとしたら、相手と話をすり合わせて、ここのコンビニのスイーツは相手に譲る選択肢もあるかもしれません。
 
 
ですが、大切にしたいのは、自分自身が欲しいと思った気持ちを大事にしてほしいのです。
スイーツが欲しいと思った気持ちは、誰にも邪魔をされることのできない、自分自身の大事な気持ちなのです。
 
 
 
自己肯定感を高めるための考え方
 
他人を失望させることに、罪悪感を持ってしまうと感じてしまう人は、どうすれば、自己肯定感が高くなるのか?
一つの考え方をご紹介致します。
 
 
相手の事情を想像する練習をすることです。
自己肯定感が高い人は、目の前の相手が、がっかりした気持ちになっている時、がっかりしたのは、自分にもいろんな事情があって、そうなっているって言うことを想像できるのです。
 
 
ここでポイントになるのは、その事情は必ずしも真実でなくても良いと言うことです。
 
スイーツを譲ってくれませんかとお願いしてきた人の事情なんてわからないものです。
ですので、スイーツを断って相手ががっかりした理由は想像で良いのです。
 
 
考える視点を少し変える事で、
「相手は自分中心な人で、スイーツを自分のものにできなかったことに腹を立てているだけなのかもしれない」
このように、事情があることを想像することが大切です。
 
こうやって、人には、いろんな事情を抱えているんだと想像する癖がつくと、自分に対しても、自分はいろんな事情を抱えているんだと言うふうに考えられるようになるのです。
 
限定スイーツを譲ってあげたいけれども、自分は前々からどうしてもこのスイーツを食べるのを楽しみにしていた。
だから、私はこのスイーツを譲る気持ちはないのだ。
 
こういう事情があるから、譲って欲しいと言ってきた人の気持ちには応えられないのだ。という様に思えるのです。
 
 
自分も事情を抱えて生きているだから、そのためには自分を大切にして良いのだと思えると、自己肯定感は上がっていきます。
 
自分の気持ちを1番に考える事は、わがままのように感じるかもしれませんが、
自分の権利を守る事は当然の事であり、決して間違っていることではありません。
 
 
あなたには、やりたいことをやる権利があるし、あなただけの人生を歩んで良いのです。
他人のためにあなたの大事なものを手放す必要はないのです。
 
 
あなたの事情は、あなたにとって大切な理由なのだから、あなたの気持ちは、もっと貪欲になって良いのです。
これからのあなたの人生を、より良いものに変えてみましょう。

不安をなくして、気持ちを楽にする方法

「失敗したらどうしよう…」
「周りに迷惑をかけてしまうかもしれない…」
「私の将来は、今の生活を続けていて大丈夫なのか不安…」
このように日常生活を過ごす上で、不安を感じることは多々ありますよね。
 
あなたはどんな気持ちの時に、不安感を抱きますか?
 
不安感は、とても心が苦しくなります。
苦しくなるから、不安を克服したいと思います。
 
しかし、不安は生きている限り、誰にでもある感情です。
不安は完全に0にすることはできません。
 
 
だからこそ、不安とうまく付き合うことで、これからの人生を、気持ち穏やかに過ごすことができるとしたら、不安の上手なコントロールを自分のものにしたいですよね。
不安を無くす効果的な方法を知る事で、心の負担を軽減することができるのです。
 

そもそも、不安の正体とは一体何でしょうか?
不安は、私たちが直面する様々なストレスやこれから起こりえる可能性に対する、心の反応として現れる感情だと考えています。
 
 
1.不確実性への対処:
例えば、
「明日の会議で的外れなことを言ってしまったら、周りの人から笑われてしまうかもしれない」
このように未来のまだ起きていない出来事に対して、否定的な考えが先走ってしまうことで、心配になってしまいます。
「会社から私の評価が下がって、給料が減らされたらどうしよう。だから会議での発言は絶対に失敗できない」
 
うまく発言しなければならないと強く思うほど、自分自身に対するプレッシャーが強くなり、不安が増幅してしまいます。
 
 
2.自己評価と関連:
周りの人からのどう見られているのかが、不安と関係していることもあります。
「私は太っているから、価値がないと感じる」
「私は学歴が低いから、周りから馬鹿にされたような感じがする」
このように、自己評価や自己価値感に関わる不安も一般的です。他人の評価や社会的な比較によって自分自身を評価し、その結果に対する不安や恐れを抱くことがあります。
 
様々な要素が組み合わさり、不安が生じることがあります。不安を軽減するためには、自己認識やストレスへの対処方法を身につけることが重要です。
 
それでは、どのように不安と付き合っていけばよいのか、対策方法をご紹介します。
 
 
 
 
不安を減らす方法
 
1.セロトニンを増やして、不安を減らす
不安を減らす効果的な方法は、不安の意識をそらすことが重要です。
 
不安や心配事は、何度も頭の中をグルグルと駆け巡り、繰り返されるから、考えるのを止めようと思っても、なかなか不安を拭い去ることができませんよね。
少し忘れることができたとしても、いつの間にかまた同じ事を思い出してしまい、辛い気持ちになることって、よくありますよね。
 
 
有効的な方法は、
①散歩に出かけることです。
適度な運動を行うことで、気分の落ち込みや、精神面を安定させてくれます。自然を五感で感じながら、景色や屋外の心地よい音に耳を傾けながら散歩していると、いつの間にか不安が軽減してくるので、とてもお勧めです。
 
実際、日光を浴びる事や、リズムよく歩くことで、脳内の神経伝達物質セロトニンの分泌量が増える事が科学的に分かっています。
 
セロトニンは、幸せホルモンとも呼ばれており、体をリラックスさせてくれる効果があります。
 
②涙を流す事も心のデトックス効果があるのです。
泣く事は、脳内でセロトニンが多く分泌されます。
セロトニンが身体をリラックスさせてくれるので、涙を流した後は心が落ち着くというわけですね。
 
③呼吸瞑想
瞑想とは、一つの事だけに意識を向けるようにするのです。
瞑想の効果は、不安な気持ち、恐怖心や危機感が生まれる神経回路との結びつきを弱くできるといわれています。その結果、不安を和らげることができるのです。副交感神経が優位になることで穏やかな気持ちになり、前向きな思考を維持するために効果を発揮してくれます。
 
•呼吸法のやり方
自分の呼吸にだけに意識を向けます。鼻から空気を取り込み、お腹いっぱいになるまでゆっくり取り込みます。鼻から入った空気が鼻腔を通って、肺に運ばれる意識を持ちます。
肺がいっぱいになったら、今度はさらにゆっくりと時間をかけて、口から息を吐き出していきます。その時に肩の力が抜けて、肩の筋肉が脱力していくのを感じましょう。
息を吐きながら、肺の空気が抜けるまで「リーラーックス」と声を出してみるのも良いでしょう。
緊張した筋肉が解けていくイメージを持つのです。
気持ちが落ち着くまで、何度か繰り返してみるのが良いですね。
 
 
④ご自分の趣味にひたすら取り組むのも良い方法ですね。
大事な事は、不安から意識を他にそらすことが重要なのですね。
 
 
 
 
2.不安の種類を見極める
 
不安には、コントロールできる不安と、
コントロールできない不安があります。
 
コントロールできる不安は、先ほどご紹介した散歩や呼吸法など、意識を不安からそらすことで解消することができます。
ところが、コントロールできない不安は厄介なもので、頭の中でしつこく居座って、意識をそらすことが難しいと感じます。
 
 
不安を頭の中でいつまでもグルグルと考えていても解決しないものです。
まだ起きてもいない、未来の不安に対する対策を取ったところで、確実に回避できるかなんて、誰にもわからないからです。それはコントロールできない不安となります。
 
 
例えば、
「明日、大地震が起きて家が崩れてしまうかもしれないと考えて不安になる」
 
「明日、交通事故にあって、大怪我を負ってしまうかもしれないと考えて不安になる」
 
 
明日の出来事は明日にならないと誰にもわからないものですよね。
そして、確率的には低い出来事かもしれませんが、明日の自分がどうなるのかなんて誰にも判断できません。
 
つまり、見えない、予測できない不安はコントロールできない不安と言うことになります。
未来の不確実な回避できない不安は、考えるだけエネルギーを使い続け、脳も心も疲れてしまうのです。
 
 
「今後の事は誰にもわからない。考えたところで回避できない。グルグルと不安に縛られても、私が苦しくなるだけ!だから、考えてもどうにもならないんだ。
と考えを切り替える事が大事です。
 
とはいえ、そんなに簡単に気持ちが切り替えられないから、不安で苦しんでるんでしょ!
そんな風に思われる方もいらっしゃると思います。
確かに、そんなに簡単に気持ちを切り替えられる事ができたのなら、苦労してないと思います。
 
次の項目で、不安の気持ちの切り替え方について紹介していきます。
 
 
3.思考と感情の順番について
 
私たちは、未来の起こっていない出来事に対して、
「〇〇になったらどうしよう…」
と思考が働くことで、不安な感情が沸き起こるのです。
つまり、「ネガティブな思考」を考えて→「不安感」の順番で感情が生まれるのです。
 
だからこそ、「ネガティブな思考」が思い浮かんでしまったときに、「ポジティブな思考」に切り替える事が大事なのだと思います。
 
例えば、
「明日、大地震が起きて家が崩れてしまうかもしれないと考えて不安になる」
とネガティブな思考が思い浮かんだときに、
「ちょっと待てよ、冷静に考えてみれば、大きな地震が明日起きるかどうかなんて分からないし、地震があったとしても、本当に家が崩れる可能性は低いのではないか?」
と考えてみれば、自分自身で不安を大きく捉えていることに気が付くものです。
 
 
ですので、「今後の事は誰にもわからない。考えたところで回避できない。グルグルと不安に縛られても、私が苦しくなるだけ!
と考えを切り替える事が大事なのです。
 
 
 
 
4.不安事の96%は実際には起こらない。
 
不安に関する様々な調査によると、人は普段からたくさんの不安や心配をしているけど、心配事の約80% は実際には起こらなかったそうです。
 
そして、残りの20%のうち、約16%は心配事が起きたとしても、対処できる問題ということも分かっています。つまり、心配事の約96% は大ごとにはならないまま終わるということです。
 
心配事が多い人は普段からその心配の内容をメモしておいて、それが実際に起きたかどうかも確認して書き留めておくといいです。
そのうち「あまり心配しなくても大丈夫だ」と実感できると思います。
 
 
 
5.不安に苦しめられている自分自身を認めてあげる
 
普段から強い不安に苦しまれている方は、はっきりとした原因や理由のわからない不安に悩まされる事が多々あるのです。
心の病と闘っている方は、不安と上手く向き合って生きています。
 
 
不安で、苦しくなってしまったときは、
不安で苦しくなっているんだね。事情を考えれば苦しくなるのもしようがないよね。今考えている不安は、現実に起こるとは限らないから、そんなに心配しなくても大丈夫だよ」
と自分の心に優しい声をかけてあげて下さいね。
 
 
原因や理由のわからない、コントロールできない不安に苦しくなってしまったとき、自分を責めたりはしないでください。
あなたは何も悪いことはしていなのですから。
あなたの中で生まれる、不安の感情は、あなた自身の身を守るために、あなたの心がブレーキをかけているだけなのです。
あなたの心は、あなたが幸せに、穏やかに生きることを望んでいるはずです。
これからの人生を、不安とうまく付き合うことで、気持ち穏やかに過ごせることを心から応援しています。

自分軸があなたの今後の人生を変える

友達や上司から頼まれ事をした時に、断るのが苦手な方がいます。
本当は断りたいのに、ついつい頼み事を受けてしまうことってありませんか?
 
 
例えば、
会社で、自分の仕事が一通り片付いたので、帰ろうとしたときに、上司から残業して仕事を手伝ってくれないかと頼まれたとしましょう。
 
「断ったら相手に嫌な思いをさせてしまう」
「私が引き受けないと、周りに迷惑をかけてしまう」
「いつも私ばかり仕事を頼まれて、良いようにこき使われていると感じる。それなのに、断ったら嫌われてしまいそうだ」
 
この様に感じて、頼まれ事を断れずに引き受けてしまうことってありますよね。
優しい人ほど、頼まれ事を断れないのです。
 
心は拒んでいるけれども、頼み事をしてきた人の気持ちに背きたくない思いが上回り、頼み事をつい引き受けてしまうものです。
 
 
良いことをしているはずなのに、心が疲弊してしまうのはなぜ?
 
もちろん、頼み事を快く引き受けられることができるのであれば、他者貢献になり、相手を喜ばせることにもなるため、素晴らしいことだと思います。
人の役に立ったのだから、自分にも恩恵が返ってくると考えて、頼まれ事を引き受けてしまうのです。
 
しかし、他者貢献をしているはずなのに、いつも心が疲れてしまう。
それは、自身の本当の気持を偽って、他人を優先してしまっているから、心が疲れてしまうのです。
 
 
心が疲弊してしまう人には、人目を気にしてしまう傾向があります
 
このように感じてしまうタイプの方は、自分の本当の気持ちを後回しにしてしまいます。
自分の取った行動が、他者にどう思われるのかを気にしてしまうので、他者に嫌われない様な行動を選んでしまいます。
 
「嫌われたくない」
「私は良い人でいなきゃいけない」
「迷惑をかけちゃいけない」
このような思考になってしまいますよね。
 
本当は疲れているし、家に帰ってやりたいことがあるはずです。
心の中で断りたいと葛藤があるけれど、いつも頼み事を引き受けてしまうのは、心が疲れてしまいますね。
 
 
自分の本当の気持ちを大事にして、周りに左右されない選択肢を選ぶことで、生きづらさが軽減するのです。
これからの人生は、自分軸で生きる。
自分軸は綺麗事ではありません。あなたの人生はあなただけの物なのです。
自分軸の考え方について、ご紹介しますので、参考にしてみて下さい。
 
 
自分軸で生きるとは、あなたの責任はあなたが取ることなのです。
 
「自分軸」とは、周りの意見に左右されることなく、「自分がどうしたいか」を基準に行動することを意味します。 物事を取り組むにあたって、評価や利益よりも自分の欲求を大切にして、素直に行動する人のことを「自分軸で生きている人」と定義されています。
 
 
目の前で起きた問題を主体的に受け止めることを意味しています。
問題が起きた原因は自分にある。と考えるのです。
しかし、問題が起きた原因が自分にあると考えると、「自分を責めてしまう事になるのでは?」
と思う方もおられると思います。
 
誤解がない様にお伝えしますが、
「自分で決める」のと「自分の責任だ」と自分を責めるのは全く違います。
「自分で生きる」という言葉の中には、自分を責める意味合いは含まれていないからです。
 
例えば、
あなたが就職活動をしていたとして、地元から離れて、やりたい仕事があったとしましょう。
しかし、あなたの親から、
「住み慣れた地元で仕事をする事が、あなたのためなのだから、地元で働いた方が絶対に良い。
だから、地元で働きなさい」と言われたとしましょう。
 
あなたが、地元を離れて、やりたかった仕事を諦めて、親の言いなりで地元の企業で勤めたとします。
地元の仕事が肌に合わず、無理して頑張り続けた結果、心が病気になってしまったとします。
 
しかし、あなたの親はあなたの病気を直す事はできないのですよね。
あなたの人生の責任を、親がとることはできないのです。
 
あなたの人生の責任は、あなた以外に取れる人はいないのですよね。
 
 
あなたが主体的に、やりたかった選択を決めたのであれば、選んだ結果がどっちに転んでも、あなたが決めた決断なので、そんなに悔いは残らないと思うのです。
 
つまり、主体的に自分で選択した結果なので、選択で失敗したとしても、自分を責める必要はないのです。
次は上手くいく方法を、主体的に自分で決めれば良いだけなのです。
 
 
ですので、「自分で決めて、自分で生きる」ことが大事なのだと思います。
 
 
自分軸で生きる方法とは?
•人目を気にしない
•忖度しない
•失敗を恐れず挑戦する
•自分なりの判断基準を持つ
•断る勇気を持つ
•目標を立てる
•知識をつける
•自分軸で生きている人の話を聞く
 
などの方法が考えられます。
この中であなたができそうだと思う事を取り入れて、実践していくことが大切な事だと思います。
 
 
あなたの人生は、あなたが主体的に決めて良いのです。
あなたの代わりは、この世にあなた以外にいないからです。
あなたの生き方は、あなたの自由です。
 
あなたの人生は1回しかないのです。
1回しかない人生なのだから、いかに自分の人生を幸せにするかって言うことを考えていかないと、あなたのためじゃなくて、誰かのための人生になってしまうんです。
自分の人生は、自分を幸せにするためのものですよね?
 
あなたが自分軸を取り入れて、今後の人生を幸せなものにできる事を、心から応援しています。